【読んでみました】人間にとって科学とはなにか
一人はノーベル賞学者、一人は知の巨人 として知られる湯川秀樹と梅棹忠夫。
なるほどなるほど、そういうことか、、、と思わせる一節と理論が二人の対談から出てきます。
何度読んでも含蓄がありますから、本棚入りしてもいいかもしれない。
ただ、人間にとって科学がどういうものか、、、ということを論じてはいるけれど、
”だから、**すべきだ” ということは、読者や今後の人類の課題としていくべきことであり、参考にしていかなければいけないでしょう。
ただ、、、、、やはりこのお二人はすごい。。。。
今よりも50年以上前に、さらりと現代を見てきたかのごとく言っています。
梅棹氏のコメントー
自分自身を客観化する、あるいは関係それ自体を客観化してゆくことが事実起こりつつある。「関係」を対象とする科学が出てくるかもしれません。
湯川氏のコメントー
孫悟空がお釈迦さんの掌の外に出られないことがあるでしょう。(中略) お釈迦さんの掌のそとはなんやろか、まだなんぞあるのかどうか。そんなことを気にするのが科学者です。
そして、科学の未来については、
はっきりした結論はでないとおもいます。科学は究極的な答えを与えてくれませんなぁ
将来どうなるか
何度も読み直しても良い本です。
今後どうなるか、そんなことに思いをはせて、本棚入りしても損はない一冊でしょう。
- 作者: 湯川 秀樹,梅棹 忠夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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